忘却のまほろば | Life of a soliloquy

Life of a soliloquy

素人音楽作家、イシカワの日記です。

「家」や「家族」をテーマにした音楽です。
まぁ色々と一筋縄でいかない家庭でございまして
親の絶対な力で子供を支配してしまう、典型的な家庭でした。
大人達の勝手な事情に巻き込まれ、子供時代を過ごせず生きてきて
家庭というものは心休まる場所であると知ったのは大人になってからで
小さな自分が目にした景色は戦場であり、常に戦い続け、
まるで生きた心地のしない場所でございました。
どう身を守り生き延びてゆくか。欺き偽ること厭わぬ嫌な子供だったと思います。
まぁそんなこんなで
自分にとって我が家とは、一言では言い表すことの出来ない複雑な存在です。
その象徴ともいうべき廃屋を久々に訪れた時の印象を音楽にしています。
時間はもうあの頃でとまったまま。
蘇る記憶はあれもこれも心の奥深く、抜けないトゲとして突き刺さったまま。
それでも重荷背負って生きてゆく、忘れず許さずでいいのです。
その決意を新たにして。
懐かしくも悲しく凄惨な戦いの記憶です。

忘却のまほろば